新春特別企画 弦六新春インタビュー
〜 寝床の会の知恵袋 六弦亭弦六 大いに語る 〜
「みなさん、明けましておめでとうございます。
今年の新春インタビューは、多摩落語寝床の会創設メンバーのひとり、六弦亭弦六さんにお話を伺うことにいたします。
弦六さん、よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
「まず六弦亭弦六という高座名の由来は?」
「うちの会は、高座名をつけるときになんのルールもないんですよ。
本名・あだ名をもじったもの、仕事や趣味・特技、人格・風体からつけたもの、様々ですが、自分は趣味からつけました。」
「というと。」
「自分は会長と同じように「どフォーク」世代でして、ギターを弾くことも落語と並んで趣味だったもので、
それにちなんで「六弦亭」あとは「上から読んでも下から読んでも」ってことで、この名前になりました。
会創立メンバーでずっとひとつの名前で続けているのは私だけ、というのがひとつの自負ですね。」
「寝床の会の昨年を振り返って、いかがですか?」
「自分は「広報部長」ということなので、広報の面から見ると、
なんと言っても一昨年開設した寝床の会ホームページの力は、すごいと実感しています。
もっとも、これは会長がひとりで作ってくれているので、広報部長としては大変恐縮しているのですが。
昨年は、このホームページがかなり浸透して、そのお陰で世田谷のお風呂屋さんや福生の老人ホームなど
からもお声がかかり、活動の幅が広がりました。
そればかりでなく、ホームページを見て入会した人、何か手伝いをしたいと申し出てくれた人、
いろいろな出会いがありましたね。」
「自分たちの発表だけでなく、プロの芸の紹介にも意欲的ですよね。」
「そうですね。可楽師匠をホストにして年1回続けている「たま市民寄席」(今年で18回)、可龍さんを応援する「せきど落語会」
(7回開催)に続き、可女次さんの会「多摩センターミニミニ寄席」も始めることが出来ました。」
「三笑亭可楽一門まるごと応援団、という感じですね。」
「何しろ、可楽師匠にはお世話になってますからね。それに、可楽師匠も可龍さんも多摩市民だし、
「多摩は落語のまち」というイメージを作っていきたいですね。」
「「せきど落語会」は、「20歳未満で、有名噺家の名前を3人以上言えたら無料」ということですが。」
「ええ、プロ野球やJリーグと一緒で、子どもは未来のお客様ですから、大切にしたいなと。
実際、毎回数人の方が利用してくれています。」
「ご自身の昨年はいかがでした?」
「そうですね。昨年前半は生意気に仕事が立て込んでまして、あまり会に貢献することができなくて
申し訳ない思いです。
ただ、幸いにも、12月に可龍さん、可女次さんの前座という、貴重な体験をさせていただき、勉強させていただきました。」
「寝床の会の今年はどんな年にしたいですか?」
「新会員も増え、呼んでいただく機会も多くなりました。会員ひとりひとりの実力を上げ、
より多くのみなさんに楽しんでいただけるようにしていきたいですね。」
「優等生的で「オチ」が感じられないのですが。」
「うーん、ここで会長のように気の利いたダジャレが言えればいいんですけどねぇ。
なにしろ、ほら私は昔から真面目一筋でやってきたもんで…。」
「個人的な目標はありますか?」
「二八さんの視線も感じますし、そろそろネタを増やさないと、と思います。
よし、ここで宣言しちゃいましょう。弦六は、今年「大ネタ」系と「軽いネタ」系のふたつ今年中に
覚えます! それから、いろいろ広がったネットワークを利用して、新しい試みができたらと思います。」
「具体的には?」
「演劇や音楽などとのコラボレーションなど、新しいお客さんを増やすことを考えたいですね。」
「落語をやっていてよかったと思うことは?」
「去年「長寿を共に祝う会」という催しに出させていただいたんですが、
この高座は、パルテノン多摩の小ホール(定員300席)が満杯というものでした。
寝床の会創設以来、多摩市内いろんなところでやらせていただきましたが、こんなことは初めてでした。
水泳の岩崎さんじゃないけど (古い)、「今まで生きてきた中で一番幸せだった」高座でした。
つくづく思うんですけど、我々の趣味というものは観客がいて初めて成り立つので、お客様は本当に神様のような存在です。
例えば自分が20分しゃべるとします。お客様が30人いたとします。
そうすると、30×20=600分という時間が自分だけのために消費されるんです。すごいでしょ、こんなことって。
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| 弦六の助っ人(助六) |
まぁ、いつまでも、「演らせていただく」ということを忘れずに続けたいですね。」
「去年の会長のインタビューのように面白いことは言わないんですか?」
「それを言われると…。なにしろ、あの人は特別な人なんです。どんな人に対しても変わらぬスタンス、
変わらぬダジャレで、しかも誰をも笑わせることの出来る特殊な才能を持った人なんです。
なにしろ可楽師匠や可龍さん、可女次さんたち本職もあの方のダジャレには本気で笑い転げるんですから。
もし、あの人が怪しい宗教を始めたらきっと成功するでしょうね。
ですから、私はそこでは勝負しないことにしてるんです。」
「どうもありがとうございました。では、「今年は新ネタふたつ」という約束、
しっかり掲載させていただきますから、そのつもりで、がんばってください。」
「どうも、ありがとうございました。」